2月9日(土) 日テレ 21:00~ 「泣くな、はらちゃん」第4話放送
百合子さん、工場長達に手を振って「ほ~ら、何の謎もな~い」の口調、最高に良かった(笑)。シビアだわ~(笑)。「あたし、チョコアレルギーなんです」と一蹴するのも手馴れてて素晴らしい。で、思ったんだけど、前年のバレンタインはどうしていたのだろうか?もしかして、あの工場で働いてからあまり年数経っていないのか?とかいろいろ考えちゃダメかな(笑)。
はらちゃん不在を気にする越前さんの心理を、詳細に絶妙に表現しきっていたのは、さすが元マンガ家?と思ったけど、百合子さん的にはちょっと複雑…ですかねえ…。
パートリーダーとして?それとも単に女性の先輩として?もしくは、自分のマンガ(推定)を好きになってくれた相手として?引っ込み思案の越前さんの心理的成長を喜ばしく思いつつも、しかしマンガのキャラと恋をするという先の見えなさを理解しているがために、「やめといたほうがいいと思う」というアドバイスにもなったり…。
それでもやっぱり元のはらちゃんの作者である(推定)からして、一種の自分の子供ともいえるはらちゃんを応援してやりたくもあり…という非常に複雑な心境がよく出ていた回だったような。母の愛的な。
氷枕片手に、はらちゃんとやりとりするシーンの表情はどれも繊細で良かったなー。特に最後に「…頑張れ」って言うところ。切なさと温かさ両方入り混じっていて良い表情だった。
ただ「…いい男だもんね、はらちゃんは…。知ってるよ私は…」というセリフを聞いて、もしかして原作のはらちゃんには誰かモデルがいるのかな?と思ったのだけど…どうでしょう。そして原作のはらちゃんは、かなり男前なキャラとして描かれていたっぽいですね。
そのシーンの前のはらちゃん、玄関という概念がないからか?、二階によじのぼろうとしていたの笑った(笑)。
あと冒頭、仲間にバカにされて、もっとシリアスに怒るか悩むかするかと思ったら、散々うーんと唸って考えた後、出した結論が「さっぱりわかりません!」も(笑)。そこでアッサリ明るく切り替わったのが、コメディらしくて良かったなー。
今回は、悪魔さんのいじらしさもすごく良かったな。
チョコなら何でも好き~と越前さんに向けて主張する田中さんに、「今の言葉忘れるな!」と捨て台詞(笑)を吐く悪魔さん。あれよね、好きなもんだから、ついじっと見つめる→それが田中さんから見たら睨まれているように思える、ゆえに悪魔と命名されるという、なんともいえぬ報われなさ加減が、ザ・少女マンガ!っつー感じがするんだけど、これ脚本は男性の方なんですね。男性で、こういう女の子主体のいじらしさを描けるってなんかすごいかも。
田中さんが越前さんからチョコもらえなさそうと知って、はりきって田中さんの好きなマンガでチョコを作る悪魔さん。完成度高すぎてビックリ(笑)。そしてそれを「余ったからやるよ!」って、そんなの余りませんから余りませんから。しかもデカイし。どう見ても気合入ってるし。なのにまたそれを田中さんが「どこに売ってました?」って……売ってませんからそんなの(笑)!田中さんが鈍すぎて、そして悪魔さんが意地っ張りすぎて、なんだかすっごく可愛く思えてきた。
田中さんは田中さんで、越前さんと両思いと自信満々なはらちゃんに嫉妬するかと思いきや、あっさり自分はチョコ貰えないのかあと諦める、その諦めの良さがいい人すぎて、いっそ萌える(笑)。
越前さんに「ついてこないでください」と言われたら、手も足も出ないはらちゃんも可愛い。越前さんのために救急車をその場でせきとめようとするのも可愛いんだけど、えっまさかそれ止めちゃうの、それは止めたらダメでしょドラマとして…!と心配したら、さくっと右折しててホッ。
弟はなんであんなにあのノートにこだわるのかと思ったら、一応姉がマンガ家になれる可能性を探っていたのですねえ…一応姉思い…?いや、金になる可能性を探っていただけか…(笑)。
どうやったら、他のキャラも外に出れるのかなあ…と思ったら、冒頭であっさり別のキャラが出てて笑った。しかも戻るの早っ!犬、トラウマになったよなあ…(笑)。