1月26日(土) 日テレ 21:00~ 「泣くな、はらちゃん」第2話放送
なんかすごく良かったですねえ~…。
越前さんに「黙ってて」と言われて、口をぎゅっと結んでしゃべるの我慢するはらちゃん。
可愛すぎる(笑)。まるで忠犬のよう。おかしくもあるし、その純粋さが微笑ましくもある。そりゃ越前さんもふき出しちゃうよ、心の垣根もちょっととれちゃうよ…ってなもんで。親に「お口チャックして」って言われて、チャックする手つきしてギュっと口を結んでた子供時代も思い出したり。
ギュってする顔はマンガちっくで笑えるシーンなはずなのに、なぜか見ていてジーンとした。そのくせ、その後泣きながら胸の痛みをおさえながら、越前さんに「行かないで」とすがるはらちゃんがまた恐すぎて(笑)。そりゃ越前さんも逃げ出すよ(笑)と思いながら、越前さんに「動かないで」と動きを封じ込められるのも笑える。ジーンときながらも笑える、という感じが、何か良い寓話を見たような気分。
冒頭、はらちゃんが前回覚えた歌をまだ歌い続けていたのも笑った(笑)。いかにもマンガっぽい。
今回で百合子さん=矢東薫子(かおるこ、と書いて、ゆきこ、じゃないのね。とんねるずが昔このネタよくやってたな。笑)はほぼ確定ですかね。
はらちゃんが目の前で消えた時のリアクションが、一瞬驚くけど、すぐに「…あー…ね…なるほど」みたいな表情で、これは既に一度似たような場面に遭遇済みかなと。つまりユキ姉で同じ体験をした=作者かなと。今回やたら言葉の後に「はらちゃん」つけて連呼してて、はらちゃんのことをきちんと受け入れている、わかっている、というアピールのように感じたし。はらちゃんに対するアピールなのか、視聴者へのアピールなのかはわからないけど。
作者だから、まるで子に対する母のように、責任もってはらちゃんにいろいろ教えてあげている感じがするし。様子見がてら。工場長に「私に任せて」と言うのも。
ただ百合子さんははらちゃんについて、どうも自分が描いた作品から飛び出してきたと理解していたけど、今回のラストで越前さんのノートマンガを見て、今出てきているはらちゃんは自分の生んだはらちゃんではなく、越前さんが描いた二次派生のはらちゃんであることに気づいた…のかな?
キャラが飛び出してくる条件について、1話を見た限りでは、あのノートが越前さんのテリトリー(家)から出て、且つ衝撃が与えられたら、かと思っていたんだけど、今回見ると、ノートがどこにあるかは関係ないみたいですね。とにかく、ノートに衝撃が与えられたら、あのマンガのコマの枠みたいなのが落ちてきて、そこに入ったら飛び出す、という感じかな?
そして一度に飛び出していけるのは一人のみ?それとも時間制?枠が落ちてきて何秒以内とか…。今回、もう一人別のキャラが飛び出そうとして失敗していたけど、いずれ他のキャラも出て行くのかなあ。そのうちユキ姉がもう一度外に出て、本当の作者=百合子?と再会する場面がありそうな気もする。
マンガの中に戻る時も、越前さんがあのノートを開けたら…と思っていたんだけど、誰が開けるかは関係ないんだなー。でもそれだとじゃあどうして大元の本当の原作の矢東薫子のほうから飛び出さないのか?というと、今現在リアルタイムで描かれているマンガの、しかも生原稿じゃないとダメ、という縛りでもあるのだろうか。
もう完全に作者=百合子さんと決め付けてるけど(笑)、百合子さんがなぜマンガ家をやめたのかという謎も、ユキ姉と出会った(であろう)過去に関係してそうな?どうだろどうだろ。
ただそれでもやっぱり、ユキ姉以外のキャラは、越前さんのノート内のことしか知らなさそうなのに、ユキ姉だけ昔の記憶がありそうというのが腑に落ちないんだけど…。そうすっと、単純に作者=百合子さん、てことでもないのかなあ…とも思ったり。いろいろ想像をかきたてられますね。
(追記)・薫子と書いてゆきこ、という読み方はアリなのだから、かおるこ→ゆきこ→ユキ姉ってことで、越前さんの代弁者がはらちゃんであったように、ユキ姉もまたかつて矢東薫子の代弁者としての役割を担っていたのかなあ…なんて想像も。
そういやあの矢東薫子全集、3万円の値がついていたのにビックリ。
そんなに大物だったのか?越前さんが持っていた本も既にそれなりに古そうだった(まあ日の光もホコリも浴び放題な状態で置いてあったから紙質劣化は早そうだけど)し、あの全集が出版されたのは結構昔(90年代ぐらいか)…そしてかなり部数が少なかった…とかかなあ?
それにしても、今回越前さんが行った本屋と前回百合子さんがラストで全集を手にしていた本屋は一緒な気がするんだけど、はらちゃんが行ったほうの本屋は明らかに古本屋っぽかったのに対し、越前さんと百合子さんが行ったほうは古本屋でない普通の本屋さんぽい…しかし、越前さんは「本を買ってくれそうなところ」として名前を挙げていたわけで、古本屋の可能性…?仮に古本屋だったとしても、前回百合子さんが手にしていたということは、越前さんの本が持ち込まれる(修正)持ち込まれたかもしれない以前から、在庫はあったことになる(今回店の人が「ないね」と言っていたからその後売れたのか?)し、あるいは普通の本屋さんだったとしても、まだ新刊で手に入るマンガだということになる。なのに3万円も値がつくということは、越前さんのは幻の初版本…?初版部数が少ない作品であったがために高値がついたのだとすれば、古本屋に在庫があるor今でも新刊が手に入る、どちらしても、おそらく増刷はされている(古本屋に在庫があるということは、それなりに流通のあった本、且つあちらは高値の札はついていなかったので、おそらく増刷分?)はずで、すると、やはり人気のあったマンガ家なのか…?とか、どうでもいい想像ばかりふくらんで(笑)。
全集の1巻がはらちゃんぽい表紙で、2巻がマキヒロっぽいということは、あのキャラ達はそれぞれ別の作品のキャラなのかなあとか。すると何巻かの表紙はおそらくユキ姉…?
つか、ポスターに描かれた笑いおじさんに百合子さんが何の反応も示さなかったのを見ると、笑いおじさんだけは越前さんのオリジナルキャラなんだろうか?元ネタマンガからキャラ借りてポスターにしたら、後で問題になりそうだし(笑)。
あ、そうだ笑いおじさんといえば、カマボコを現実世界から持って帰れたのもビックリ!
てっきり、はらちゃんの言葉を覚えていた越前さんが、家に帰ってからノートにカマボコを描き足す→笑いおじさんの前にカマボコが!という流れかと思ったのに、普通にはらちゃんと一緒にマンガの世界に入っていて意外だった。そしたら、猫や犬もそのうち持ち帰るようになるんだろーか。
それともその前に、越前さんがポスターに笑いおじさんとカマボコを描いていたから可能だった…のか?うーん謎だ。すごく謎。
越前さんの家の二階から飛び降りて、初めて足の痛みを知るはらちゃん。初めての猫。初めての自動ドア。初めてのお金。すべてが、一挙手一投足が新鮮で可愛い(笑)。誰もポスターについての疑問に答えてなかったのが気にかかるけど(笑)。
一挙手一投足がイイのは、はらちゃんだけじゃなくて、主要人物すべてイイですね。一つ一つの仕草に感情があふれてる。
カマボコポスター勝負宣言に、悪魔さんがいなくなってから「…断ります」と言い出す、如何にも口下手で人付き合い下手そうな越前さん。越前さんに強気に出た後、自己嫌悪している感じの悪魔さん。ラスト、次は新作カマボコ勝負よ!と言い放ってから、田中さんのことを振り返って力強く頷く悪魔さん。それに対して「え?俺?何?」って顔する田中さん。越前さんの恋していないという返事を聞いてほっとする田中さん。
皆、過不足なく役柄にはまっててすごくイイ感じ。上手い。
ひろ子は、工場ではらちゃんに「どうも!はらちゃん!」とヨッ!みたいに挨拶すんのが良かったな~~。個人的にすんごく萌え(笑)。可愛いじゃん。ああいう可愛いシーン入るの嬉しい。越前さんの前に飛び出していくはらちゃんに、後ろで「あらあらっ」って言っている声も大好き。そんな声に聞き入っているのファンだけだろうけど(笑)。
しかし、越前さんは社員さんだったのですね、改めて考えると。悪魔さんと田中さんも。で、ひろ子はパートリーダー。今回、工場長に対して、パートの立場から物申す!みたいにしていたのは良かったんだけど、それ以前に、あのパートのおばちゃん達をもっと厳しく教育しろよ、パートリーダー…と思わずにいられない(笑)。仕事中に私語多すぎだろう、あの職場。マスクをしていないのはドラマ的絵ヅラの確保のためだろうから仕方ないけど、カマボコの成形がいい加減だとか、まあパートリーダーだけではなく、工場長や、それこそ正社員である越前さん達の責任でもあるけどさ。もうちょっとなんとかしろよ、と見るたび思う(笑)。
なんとかしろよといえば、越前さんの弟も、前回「姉よ~あなたはだからダメなんだ~」的なことを言っていたけど、お前が一番ダメじゃ!みたいな(笑)。でもあの弟がいないと、(ドラマ的に)アレコレ起こっていないとこがまたなんとも…(笑)。