ゴールデンタイム…いや、厳密に言うとプライムタイムか?その時間帯のドラマで、堂々と夜這いしかけるヒロインって、もしかして日本初なんじゃ…(笑)。すごいよなあ…。やっぱ予想つかないキャラだわアホ宮。それでいて「寝よう」というストレートなお誘いにはピンとこないわけだし。
夜這いシーンとか、前半のケンカシーン(考えたら、マコトとはあんなにハッキリとした言い合いをできるとこにまで至らなかったんだなあとも思ったり)は、まったくいちゃつきやがって…(笑)とニヤニヤしながら見ていたけれど、瀬乃から逆プロポーズをしたらいいというアドバイスを受けるシーンでは、お、瀬乃がやっといい感じに!?と小さくガッツポーズした(笑)ものの、その後即告白シーンになだれこんだのは、まあ(少女マンガ的)お約束といえばお約束だけど、ちょっと性急な気がしてガックシ(貯金はしない)。
なんでそこでガックシくるのかといえば、たとえば自分の気持ちを押し殺してホタルにアドバイスする感じ、これはまさに1の時のぶちょおと同じ構図であるからして、しかし同じ構図であるがために既視感があって萌えるにはやや新鮮度に欠けてしまうせいでもあり、何より1でぶちょおに萌えたのはその自制心のせいだったのだ!と2始まって以来、初めて思い出した。
ぶちょおのホタルへの思いが明確に出てきたのって1の後半(少なくとも離婚決めて以降)だったと思うけど、結局ホタルに自分の気持ちを伝えるのは、最終回のそれもラスト。そこまで決して安易に自分の気持ちを相手に伝えて混乱させたりはしなかった自制心こそが萌えに萌えたわけで、そう考えると、この中盤で告白してしまった瀬乃は、まあ既に組み合わせが決まっている二人の間の波乱の為に登場しているのだからしょうがない(それとも若者とオッサンの差か!?)んだけど、いまいち自制心萌えという点では物足らない。つまりその分萌えない…という結論に達しました(笑)。
自分の気持ちを自覚してからもホタルへのいいアドバイザーでいるという構図をもうちょっと積み重ねてから告白してくれたほうが、それがたとえ1のぶちょおの焼き直しだとしても、もっと萌えられたのになあと思うと、うーん惜しい。あの逆プロポーズすればいいというアドバイスや、5話だっけ、ホタルの視線を避けようとモゾモゾやってたのは良かったからなあ。
相手に、相手の恋を応援するよと言いつつ、こんなに早く自分の気持ちを伝えてしまうというのは、その後すぐ「今の忘れて!」と慌てて否定してみせる思わせぶりな態度といい、これもし同じことを小夏がぶちょおに対してやってたら非難轟々だったぞと思わないでもないし(笑)。
それにしてもやっぱりホタルは、相手からの好意を知った途端、相手を意識し始めそうですねえ…鈍い、鈍すぎる!
一方、いまだ自制し続けるぶちょお、なんでこの期に及んでまだキスをためらう?と思ったら、やっぱホタルの異変をかぎとってるとか、瀬乃の存在がひっかかってるとかそんな感じなのかなあ。いい加減自制しすぎです(笑)。
なんつって、部下からホタルと瀬乃が一緒にいたと目撃情報を聞いた時の表情は萌えたわ~。いいねえチラっとだけ浮かぶ疑念と嫉妬。何やら次回予告で珍しくアホ宮にシリアスに怒鳴っていそうな感じといい、もしかして瀬乃とのことに嫉妬してかしら?と思うと、お~もしかして私とこの脚本家さんは、ぶちょおに対して望むことが同じなのか?と妄想してみたり。自制心強い人間ほど嫉妬で自制心狂わす場面を見るのは楽しみだわね…フフフ(当然フィクションではの話)。
それでいて、ラストはいつものアホコントなオチを持ってきてくれるので、いくら三角関係だの嫉妬だのといっても、普通のドラマみたいなドロドロにならないからこその楽しみではあるけれど。そこが一番大事かな。
さておき、第4話で既に「一人で飲むビールより二人で飲むビールのほうが美味しい」という結論を出している二人。いったいこれからどういう波乱に持って行くのかあるいは持って行かないのか。謎だな。