三男……あんたにはガッカリだよ!
なんだよその結論……離婚せずにやり直すって、おかしいだろ…。
なんでそんな女友達が最初から一途な思いを三男に対して抱いていた、それゆえ…みたいな結論になるわけ。そんなんなかったろ!しかもそれにほだされて?やり直そう?あー最後まで見て馬鹿みちゃった。
そんな結論を見るために最後まで見てたわけじゃないのにぃぃぃぃぃ~。
こういうのはさー、結論としてはきちんと勧善懲悪になっていないと、作品としてやる意味がないと思うんだけど。見ている者に何のカタルシスも与えないだろ!だからって悪に打ち勝てない無常感を描いているわけでもないし。
何、悪人は悪の限りを尽くしてそれでも何も失わずに済みましたって?悪が勝つ?おかしいだろう。あれだけ殺人未遂まがいのことまでしておいて、何のお咎めもなしって……どういう発想でドラマ作ってんだ…。お咎めないどころか、女友達はやっぱり三男を手に入れました~っていったい……。たとえ法的あるいは社会的制裁描写がなくったって、少なくとも三男のことだけは失って然るべき(たとえば「スチュワーデス物語」の片平なぎさのように!「花嫁衣裳は誰が着る」の伊藤かずえのように!「メイちゃんの執事」だってなんだかな~だったけど、一応ルチア様はリヒトを諦めたろうが!)でしょうよ。それを、やったもん勝ちで結局女友達だけ自分の望むものを手に入れて終わるってなんなんだ。しかも主人公への女友達の謝罪まるでナシ。斬新といえば斬新?それともそれがリアル?…そんなリアル要らんつーの!ドラマなんだから、フィクションなんだから、勧善懲悪のベースはきちんと保って物語作ろうよ…途中でムチャやってもいいからさー…。
途中途中の先輩社員達の、お前が言うか!的な改心ぶりもなんだかなーと思ってたけど、その辺はまあイジメという設定ありきの作品ぽいから、とにかく詰め込めるだけ詰め込んで、あとはテキトーって感じの雑な展開でも仕方ないかなあとある程度は流せたけど、女友達に至っては(主人公への)改心描写ナシでこの結論って、無いわ~。断じて、無い。
とにかく詰め込んでみました、どう?どう?みたいな展開は、まあネタドラマとして見るにはワハハと笑って見られたけど、この最終回でドラマとして完全に破綻。いくら三男とぶちょおのスーツ姿に釣られたとはいえ、2人については萌えシーンがあったとはいえ、結論としては私のこの2ヶ月弱を返せーーー的な……。上手くやれば(てか、普通にやれば)、目茶苦茶だけどそれなりにドラマとしての体裁をちゃんと整えることができただろうになあ。なんだかなー。
途中で主人公を襲う女友達を、三男とぶちょおが止めに入ったシーンは非常に素晴らしかったんですけどね……。三男が止めに入って、ぶちょおが助ける、なんて、あらあらなんて萌えるシチュエーションなのかしら~などと薔薇色な発想で見てたのに(笑)。全部台無しにしやがって……ちっ。
4話で三男陥落は早!って思ったら全8話だったとは。なるほどそのせいで、あんなスピード展開だったのかと納得できたけど、それにしても、もし普通に10話以上あったら、もっと違った結末描写ができたんだろうか。…いや、無理か。
はあ……。なんか脱力(笑)。まあなんか主人公はこれからぶちょおと2人っきりで幸せになってよね。…とでも妄想しておかないと、やってらんない(笑)。きっと最後のぶちょおのニヤケ顔が2人の未来の暗示よね。
しかしそれにつけても三男は、いつもあまりイイ役割のない役をやらされているような気がするのですが…気のせい?ううむ、もちっとハッピーエンドに終わる役を見たいような……。自分が見逃しているだけか?
てか、結局のところ、一番ヒドイ目に遭ったのは三男(の役)だった。…のでは…このドラマ…。自業自得とはいえ、これから先も幸せになりそうな感じは全然しないし(笑)。なんか三男の役だけ明るい未来が待っていない気が…(笑)。
やっぱぶちょおと三男で綾瀬さんを取り合うドラマが見てーーーーーー。