8月23日(金)・第125話
アキと小野寺ちゃん2人だけの最終審査。
2人の演技の相手をする鈴鹿さん(そういやずっと”ひろ美さん”と書いてきましたが、ドラマの中じゃずっと”鈴鹿さん”呼びされているから、自分の中でも自然に”鈴鹿さん”に変わってきたので表記も変えます)。女優として、ピリっとした口調で2人に稽古をつけている様子が意外にも(失礼な。笑)様になっていてビックリ。カッコイイ。ほんとアキのナレーションの通り、普段のカッパ巻き食べながら焼酎飲んでる鈴鹿さんとは、まるっきりの別人でした。
先週の予告にあった「さっさと行け!」のシーンは、このシーンだったのですね。
そしてアキ合格。
よろしくねと握手する2人に、目を細めて微笑んで見つめる太巻。
それはまるで憑き物が落ちたかのような笑顔で、過去の春子とのことにこだわっていた部分がやっと溶け出して、肩の荷がおりたって感じ?今までとは人が違ったような(笑)優しい笑顔。そういう表情を作れる古田さんの上手さに舌を巻く。
「天野を吹き替えにしたら、また後悔する事になるぞ」と口にする太巻に、「また?」と反応するGMTマネに対し、目線だけ少し動かすも格別不思議そうにもしない鈴鹿さん。やはり影武者=春子であることをわかっている、という描写とみて良いですよね。
てことは、このオーディションは何よりも他ならぬ太巻のための提案だったんだなあ…と鈴鹿さんの偉大なる愛情に思いを馳せ。いつまでもノドの奥につっかえた小骨のように、「潮騒のメモリー」のことが胸につっかえていた太巻。その過去へのこだわりを捨てさせるために、アキの存在をもう一度素直に受け入れさせるために。ひいては春子への贖罪にも成り得るし、もしも本当に今も太巻と付き合っているのだとしたら、太巻との間にある口には出せないわだかまりが解消することにもなるし、まあどこまで意図していたかはわからない(アキの才能次第といったところか)けど、とりあえず誰よりも太巻に過去を乗り越えるチャンスを与えたかった、そんな感じなのかな。
可哀想なのは小野寺ちゃんだけど、太巻が小野寺ちゃんに与えたのが「潮騒のメモリー」でさえなければこうはならなかっただろうし、小野寺ちゃんには太巻映画祭の他の作品への出演が待っていると思いたい。他のメンバー達と同じように。ヒロインがオーディションになったのってたぶん「潮騒~」だけですよね。
この時、アキの本気獲り動画を見つけた(え、今まで見てなかったの?スカウトしたのに?とか思ったけど。スカウトは水口任せだったし、あの頃はユイちゃん本命だったからアキのほうはろくに調査しなかったのか)という太巻の後に映る鈴鹿さん、いやさ、ひろ子のアップが超綺麗!!
愛情あふれる視線ですっごく良かった。それは太巻への愛情ともとれるし、自分への憧れを語ったアキへの愛情ともとれて、目は口ほどにものを言うとはよくいったもので、セリフのない表情だけで魅せることができるというのはやっぱ女優の条件だよなあと、それこそ宮本信子さんや他ならぬ能年さんとかも顕著だけど、ひろ子も充分にその条件を満たしている女優さんよねと改めて感じたりして。ホントこういう情感あふれるシーンはイイよなあ…。アップに耐えうるというか、やっぱ映画の大画面向きかなあとも思うし、でも形態としては連ドラ向き…とかあれこれ考えて。
まあ何しろこの一連のオーディション絡み(特に会議室)のシーンは、とっても綺麗で、そしてとっても上手くて良かったっす!
アキと先輩はいろいろと未遂に終わり(まあ朝っぱらから濃厚なシーンが出てくるはずもなし)、どこか間抜けで可愛い2人ですけれども、前回書くの忘れたけど、その2人がイイ雰囲気になったところで、若い春子の幻影を見るところ。若い春子が何も言わずに、ただ目を見開いて黙ってアキを見つめながらせり出してくる感じが、実に幻影らしい幻影って感じ(ホラーっぽいともいえるけど…笑)で、演出としても演技としても非常に素晴らしかったなと思いましたです。ハイ。
8月24日(土)・第126話
「潮騒のメモリー ~母娘の島~」クランクイン。早っ。
ロケバスから出てきた鈴鹿さんの髪がショート?に。
「泣くな、はらちゃん」の時はセミロングだったし、そのまま「あまちゃん」の撮影に入ったから、鈴鹿さん役での髪型は、下部分にちょっと髪の毛足しているのかなと思ってたんだけど、「潮騒のメモリー」クランクイン場面に合わせて更に短く切ったのかな。こちらの記事でもセミロングのままでしたし。
前にツイッターであった、深夜の港でのロケ目撃情報はこれのことだったのかーと謎が解けた。
さて、クランクインに向けて徹底的にしごかれるアキ。
生まれたての鹿って……(笑)。
このシーン、実は古田さんのアドリブだったらしいですけど、あのふざけた(笑)動きを、また律儀に能年さんが模倣しているのが面白すぎて爆笑。ま、真面目だなーー(笑)。更にひろ子が必死に顔を隠しながらツボってる姿に、こっちがツボってまた爆笑。しかもそこにかぶるナレーション「鈴鹿さんの集中力はすさまじく、おら、ついていくのがやっとでした」。って、ひろ子、全然集中してねーーー(笑)。笑いすぎ。でもあれは笑わずにはいられないよね。だってあの動き、足疲れてるどころか、むしろ元気だし(笑)。「アギ~~」と台本のセリフを言う鈴鹿さんの声がめっちゃ笑ってる(笑)。あれ本当だったらNGっぽいですが、そうせずにそのまま放送したNHKがすげーなとビックリ。今までで一番笑ったかも(笑)。
つかさ、あれやってるのが古田さんだからなんとなく納得してるけど、よく考えたら、振付専門の音楽プロデューサーが演技の稽古つけてるって……変だよね(笑)。シュールだな。確かに映画監督っていろいろな人が挑戦するけど、専門外の人がいきなり監督って大概コケる気が……なんて、鈴鹿さんの名にかけて、コケさせたりはしないかな(笑)。いやでもやっぱ監督はプロに任せたほうが…(笑)。
アキの様々なレッスンシーンの一部に、なぜか鈴鹿さんが黒い衣装で一緒にレッスンしているっぽいシーンが少しだけ。ダンスのレッスン?なんで?と思ったら、アキの稽古一覧にはダンスレッスンの項目はないんですよね…。あれなんだったんだろう。ボイストレーニングの一種?
てか、ボイストレーニングと発声練習が併記されてた気がするんだけど、同じものじゃないのか?よくわかんない。
冒頭、水口がアキを抱きしめたシーン。
あれだけ先輩とのことで、アイドルに好きな人がいたらとか人目に触れるような場所では…云々的なことを言っていたくせに、自分は公衆の面前で新人女性タレントにあんなに抱きついていいのかと…(笑)。実際の関係はどうであろうと、男と抱き合ってたと普通に噂されるレベルなのでは…(笑)。
勉さんとの電話シーンは良かったけど、一生懸命磨いた甲斐がありましたと言う割に、水口の成果は子供番組の仕事を取ってきたのと、アキを北三陸から呼び戻したぐらい…?アキが恋愛に走るのを完全に止められてはいないし、しかも今度は自分が抱きつくし…と思ったところで、NG40回出したとはいえ、そういえばアキの初ドラマ出演の時に夜っぴいて練習させてたりしたっけと思い出し。
一方、アキから電話で、本気獲り動画のおかげだとお礼を言われるストーブさん。
「なんかアキちゃんが遠くさ行ってしまったみてえだ」「でも俺の気持ちは変わんねえがら。今も好きだから」と伝えるも、あっさりスルーされるストーブさん。切ない。がんばれストーブ!いつの日か君が報われる日も……んー…(笑)。
夏ばっぱ退院。今更だけど、健康診断でひっかかったのは忠兵衛さんのほうだったのに、ばっぱのほうが倒れるとは…。忠兵衛さんはまだまだずっと船の上か。