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薬師丸ひろ子な話。ネタバレ有りです。未見作品がある場合はご注意ください。
2024-11-27 04:36:50
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2013-08-19 23:43:49
「あまちゃん」第115話~第120話

8月12日(月)・第115話
ひろ美さんの出番はなし。
夏ばっぱ上京。
足立先生がアルフィーの「メリーアン」を歌っていたというプチ情報が差し込まれたけど、個人的にそれはちょっと喜んだけど(笑)、あれか、「Oh, メリーアン 突然どこへ消えたのか」という失踪の歌だからか。
若い頃のばっぱ役は、「うた魂」の部長さんかな。綺麗な声ですね。
ラスト、「ゆきお?」「ゆきお?」というアキ達の期待をよそに、無頼鮨にやってくるのは、どうしたって鈴鹿ひろ美さん……ですよねえ(笑)。

8月13日(火)・第116話
案の定登場して、アキ達にガッカリされるひろ美さん。
大吉と二度目の遭遇で、相変わらず嬉しそうにする大吉とは裏腹に、大吉を発見した途端、ものすご~~く嫌そうな顔をするひろ美さん(笑)。そりゃ嫌な思い出だよね~あの時の大吉との出会いとあの電話は。その後もずっと大吉と目が合うたびに嫌そうな顔してて笑った(笑)。
それなのにまたしてもリアスに電話しようとする大吉を慌てて止めに入って、「田舎者とはしゃべりません!」と口をすべらせたがためにアキ達の顰蹙を買うだなんて、なんて可哀想なんだ(笑)。田舎者発言は、単に大吉の「声きかせねーと、田舎者は信用しねえがら」って言葉を受けてのことなのにぃ~。
意外な橋幸夫とのエピソードも披露され、検索した「潮騒のメモリー」(「誰かこういうの持ってない?」と手でジェスチャーするの可愛かった。そして「キレてないっすよ」と返すあんべちゃん。笑)のポスター画像に、由紀さおりさんの名前があったのは、ちゃんと意味あることだったのに感心。単に豪華出演陣という意味で名前を並べてたわけじゃなかったのね。

その橋幸夫に全然覚えてもらってなかったひろ美さんと、たった46年前の1度きりのことなのに詳細に覚えてもらっていた夏ばっぱ。
単なる対比かもしれないけど、ひろ美さんのことをまったく覚えていない風なのは、実は以前名前を間違えられたことに対する復讐なのか?(笑)なんて穿ち過ぎかしらん。「鈴木さん」と名前を間違えるあたり、わざと嫌味でやってるようにも見えましたが…果たして。
対して、「鈴鹿ですぅ~…」とこっそり反論する言い方が間抜けで可愛かったわ!ポンコツだけど、憎めない人だよなあ~(笑)って感じ。
橋幸夫に「なっちゃん?」と声をかけられて、「はい…夏です!」と、シャキーンと、いつもと違うハイトーンで返事した宮本信子さんにも感心。あの瞬間、若き夏ばっぱが戻ったのだよね。それがよくわかる。
ハイトーンといえば、ひろ美さんの「こちらで~す」も良かった。いいよなひろ子のハイトーン。大好き。

その宮本信子さんとひろ子、2人きりのシーンがあるとは思っていなかったので、ちょっとビックリ&嬉しかった。
最初に無頼鮨でばっぱのほうから挨拶してくる感じも、如何にも昔の人風な品があって素敵だったし、何よりも宴の後、「今後とも孫のアキの事どうかよろしくお願いします」とひろ美さんに頭を下げるばっぱと、それを受けて慌てて自分も頭を下げるひろ美さん、という構図が、なんていうのかな、やっぱりなんか品があるというか風情があるというか、なんか両者の思いがきちんと滲み出てくるシーンで、2人ともさすがと思いましたです。またどこかで共演して欲しいなーという思いも。
本当にあの子が芸能界でやっていけるのでしょうかと孫を心配するばっぱに、「芸能界と海の中は違いますから」と返すひろ美さん。この言葉の真意がどこにあるのかは完全にはわからないけど、なかなか含蓄ありそうな言葉で良かったなと。このばっぱとの出会いが、この先のアキとの関係にどう影響するのか、もしくは全然影響はないのかそれはわからないけど、もし影響があるならば、かなり重要なシーンになるわけですね。
そして、仮に夏ばっぱがかつての春子の影武者としての役割に気づいていたとして、それを知りながらも鈴鹿ひろ美に頭を下げていたのだとしたら、尚更意義深いシーンなのかも。

冒頭の無頼鮨でのシーン、ナナメ上からのカメラアングルの時に、ひろ美さんと大吉と正宗が揃って映っているのを見て、無駄に盛り上がるワタシ(笑)。「ダウンタウンヒーローズ」よね~。あの時確か夜ヒットでひろ子が「時代」を歌った時、後ろに共演者の男性陣(ひろ子、マドンナ役だったから)がズラっと並んでたのを思い出す。勿論正宗や大吉もいて。ひろ子はあの映画で初めて、同世代の仲間と飲んだりするようになった、みたいなことを言ってなかったっけ。感慨深いわー。
ひろ美さんが無頼鮨にやってきて、「ビールでいいか?」と即座に聞いたアキは、さすが元付き人の面目躍如?でも、ひろ美さんはビールじゃなくて焼酎派じゃなかろうか。
あのお店、寺門ジモンが来るんだ(笑)。

8月14日(水)~15日(木)・第117話~第118話
ひろ美さんは、第117話で前回の回想シーンのみ。
夏ばっぱ帰郷。大吉、モータリゼーションに敗れて(笑)退場宣言。
上に電線がないのは電車じゃねえ、汽車だ、って、おお~あんまり深く考えたことなかったけど、なるほどなるほどー。ていうか、もっと言えば、レールの上を走るバスなのよ、って…(笑)。

そしてユイちゃん、母親と不意打ち対面。
……うーん…どうですかねえ……これ。
夏ばっぱ自身、東京土産と称していきなり春子からユイ母を任せられてしまったんだから責められないけど、ユイちゃん的には事前の何の打診もなく(あっても避けただろうけど。でも避けられる余地を残してやるのも優しさだと思うけど)、いきなり不意打ちで失踪した母親に会わせられるって、これって、ああ周りの大人は自分の気持ちなんてやっぱりどうでもいいんだなと思っても仕方がない局面ではないだろうか。
そりゃいつかアキに言った通り、お母さんはきっと帰ってくるという希望はかすかにでも持ち続けていたんだろうし、実際帰ってきてくれないと困ることは多々あるだろうし、つまりは心の隅でずっと帰りを待っていたとも言えるんだろうけど、だからっていきなり一方的に謝りにこられても、そう急には受け入れられないのが1年という歳月であり、あと一歩で叶いそうだった夢が頓挫するダメ押しになったという側面であって、どうして周りの大人はそこに配慮してやらないのか…って、まあその為に何も言わずにそっとユイを家に連れて帰った夏ばっぱの存在が救いとしてあるんだろうけど。
だいたいこの母親は、自分の心の弱さを嘆くばっかりで、ユイの心の弱さはじゃあどうすんのさってとこにはやっぱり考えが及ばないようで…。許してくれなくてもかまわない、家においてくれってどんだけ図々しいの…ていうね…。母親失格だけど一緒にいたいって、結局やっぱり自分の気持ちでしか動かない人ってことだよなあ…。春子も大概、自分の感情しか見えない人だけど、足立夫妻は実はそれに輪をかけて自分本位な人達だったのかと、まあ成人して、しかも一度は自分の希望通りに東京に行ったことのあるヒロスはともかくとしても、ユイちゃんはあまりに不憫じゃないか。
旦那はさ、そりゃ自分の世話してくれる人がいたほうがいいんだから、そりゃ受け入れるよ。そのほうが都合がいいんだから。だからってそれを今まで介護してくれた家族に相談もなく決定事項とされてもねえ…今まで主たる介護者として頑張ってきただろうヒロスもやっぱもっと強硬姿勢に出てもいいと思うわ。つか、もう両親のことは放っぽらかしていい。つきあっちゃらんないよ。そしてユイちゃんも、今こそ本当に家を出て行くべきタイミングだと思うのですが……。まあドラマ的にはそのうち母のことを受け入れるのでしょうね…。

ところでユイちゃんはなぜか年齢に妙にこだわるけど、アイドル以外の形(女優とか普通の大人の歌手とか)だったら、別に来年二十歳でも全然遅くないと思うのだけど、単に芸能人になりたいんじゃなくて、やっぱ歌って踊る系のほうがいいのかな。アイドル以外は眼中にないのか?
やっぱり最近回想シーンが多いような気がする。

8月16日(金)・第119話
今回のひろ美さん、素晴らしかったですね!
太巻に「潮騒のメモリー」リメイク映画への出演を打診されて(17歳の海女役を要請されていると勘違いするって図々しすぎる。笑。でも、どんな技術を駆使しても無理よね、と目尻を指で吊り上げながら戸惑っていたのは面白かった&可愛かった。やっぱ憎めない人よ。笑)、出演する代わりに、ヒロインはオーディションで決めてくれと要求した時の、
「ごめんなさいね。私が関わる以上、コケるなんてごめんですから」
という言い方に、女優としてのプライドを見た!
…と思いましたです。
それはおそらくアキにもチャンスを与えるための方便であり、もしかしたらかつての「潮騒のメモリー」にまつわる影武者騒動のことが頭にあって(知っていて)、今回は太巻の自由にはさせないぞ、という意味での牽制のための要求であったかもしれないけど、「コケるのはごめんだから」というその言い分が通ると理解しているところに、大女優としてのプライドがある。…と思った次第です。
自分がそう言えば太巻が要求をのむ、周りが納得すると、自負している。その言い分が通るところに、今までの鈴鹿ひろ美の女優人生が凝縮されている。そんな感じ?
今まで鈴鹿ひろ美さんのキャラはとぼけてて可愛くて勿論好きなキャラではありましたけど、いまひとつ決め手に欠ける(自分にとって)気がしてて。でも今回のこのセリフで、やっとピンときたというか、間違いなくお気に入りのキャラの一つになった気がします。

あっ、で、「潮騒のメモリー」のアニメ内の主人公の声が遂にひろ子になってましたね!ビックリ。
「新助!」という声が、まるで里見八犬伝での「しんべえ!」のようで。おお!となんか嬉しくなった。
蛇のシーンはカットされちゃうのか(笑)。
そしてもうひとつのセリフ。「今回は誰が歌うんですか?」
やっぱりひろ美さん、影武者のことをわかっているという描写なんでしょうかねえこれ…。

太巻映画祭を太秦映画祭と読み違える(このシーン、老眼鏡かと思ったんだけど、見直すのにメガネを外したところを見ると、近眼なのか?)あたり、最初からそれを想定した上での太巻というネーミングじゃなかったんだろうけど、実に上手いこと小ネタになるもんだなあと感心。
GMT会議のシーンで、自然にベロニカ口調がうつってた太巻(笑)。太巻、悪役の側面もあるけど、この人もやっぱり憎めない人物っぽいのは、いなめなーいよネ。

アキの妄想なだけだけど、アキと先輩の様子を手ぬぐい越しにニヤリと盗み見する水口のショットがめっちゃ好き(笑)。
ひろ美さん渾身の「じぇじぇじぇ!」も可愛かったです。
あっあと、小野寺ちゃんの挨拶に「ずんだ!」と釣られかけるも「…結構です」と拒否る様子も素晴らしく。
この回は気に入ったー!
やっとアキの芸能人生が動き出すというか、やっとひろ美さんの本気の見せ場がくるのだろうか?

8月17日(土)・第120話
ひろ美さんは、「天野さんクビにするなら、私も辞めますから」の回想シーンと、喫茶アイドルでの「潮騒のメモリー」ジャケ写画像のみ。
うーん、この時点で太巻に、鈴鹿ひろ美が実は影武者について気が付いてるに違いないということを言わせてしまうのか……。となると、やはり実は何も知らないというオチもアリなのか?
ひろ美さんがアキを可愛がっているのを見ると落ち着かない、罪滅ぼしをしてるみたいで…ってさ、それは要するに、太巻の春子への罪悪感がそう見せているだけであって、ひろ美さん側には全然他意はないという展開もアリだよな。
声違うんだから(影武者に)普通、気づくはず、とこの時点で太巻に言わせることも、真実はその逆にあるのかとか、もう何もかもが疑わしく(笑)。つくづく、この謎を煙にまくために、鈴鹿ひろ美の天然ボケ設定が見事に活きてるわけですねえ…。

太巻とひろ美さんの恋愛譚に関して、もしかしたらひろ美さんの一方的な思い、太巻側は断れなくてビジネスライク的に…という可能性もあるかなあと思ってきたけど、今回の「罪滅ぼしなんてしなくていいんだよ、悪いのは全部俺なんだからさ」という太巻の言葉からすると、春子への自責の念とはまた別に、ひろ美さんに対する個人的な思いやり、それもまた一種の罪悪感であるかもしれないけどひろ美さんへの気遣いみたいなのが太巻の中に存在するのかなーって。
ずっと影武者の件を出されると逆上してきたのは、自分の経歴に傷がつく、鈴鹿ひろ美の経歴に傷がつくというだけじゃなくて、やっぱりひろ美さん個人を傷つけたくないという愛情もあったのかしら?なんて、実はかなりひろ美さんのことを大切に思っているのか、「潮騒のメモリー」を自分の出世作というだけではなく、「俺と鈴鹿さんが出会った作品だ」と称するのは、そういう意味合いも含んでいるのかなと思ったのだけど、どうなんでしょ。
まあいずれにしても、本当に知ってて知らないフリを25年間もしてきたのだとしたら、マジで相当食えない人……だけどね、ひろ美さん(笑)。
なんつって、じゃあなぜひろ美さんも25年間ずっと沈黙を守り続けてきたのか、太巻に何も言わずにきたのかといえば、それはやっぱり、太巻のことを好きだったから。……ですよね。好きな人の出世作だったから。だから見て見ぬフリをしてきた。
……ってことなのかと思ったんだけど、やっぱり天然ボケ設定が邪魔をして、どの説も真実でありそでなさそで疑わしい(笑)。

喫茶リアスでの北三陸男性陣によるそれぞれの「潮騒のメモリー」替え歌は面白かった。
上手い具合にハマるもんですね(笑)。そして1人だけ聞いてもらえないヒロス(笑)。でもヒロスもユイちゃんも、やっと自然に周りと仲良い感じになってて微笑ましい。
そうね、ユイちゃんもオーディション受けたらいいのにな。なんだかアキよりも、ユイちゃんの芸能界での成功を願ってしまうなあ…。もうそっち方面は本当に諦めたってことなんだろうか。
まあ主役であることを考えたら、どうしたってアキがヒロインに選ばれるというのは規定路線だろうしな…。そういや、もしアキが受かった場合、主題歌はアキが歌うことになるのか?

さて、倒れた夏ばっぱ。
大吉、何の病気かわからないんだから、不用意に体をゆすぶってはダメでは……。
ひろ美さんは結局リメイク映画の母親役を引き受けるようだけど、ひろ子にはそういうことはあまりして欲しくないななんてこともちょっぴり。きっとそういう話ないわけじゃないんだろうけど、できるだけ避けて欲しいなと。昔の作品は昔のものとして、過去のものとしてある一定の距離でもって愛でておくのがいいと思うのです。

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2010年1月以前のログでこちらにないものは、
旧ブログ http://ameblo.jp/frobro-8940/
にあります。
舞台
詳細→梅田芸術劇場公式サイト
「ハルナガニ」
東京 :シアタートラム
2014/04/07(月)~04/27(日)
大阪 :梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2014/05/02(金)~05/04(日)
ライブ
薬師丸ひろ子 Premium Acoustic Night 時の扉~Look For A Star~
会場 : Billboard Live Tokyo
2014/12/16(火)
1st Stage 開場17:30 開演18:30
2nd Stage 開場20:15 開演21:00
2014/12/17(水)
1st Stage 開場17:30 開演18:30
2nd Stage 開場20:15 開演21:00
アルバム
UNIVERSAL MUSIC JAPAN公式
「時の扉」
35th Anniversary of Screen Debut.
薬師丸ひろ子セレクション・カバーアルバム
2013/12/04(水)発売
「SENTENCE~セ・ン・テ・ン・ス~ 」
2012/12/12(水)再発売
「心のクリスマス」(ケルティック・ウーマン)
”ユー・レイズ・ミー・アップ
 ~祈りヴァージョンfeat.薬師丸ひろ子”収録
2012/11/07(水)発売
「歌物語」
30周年記念2枚組自選ベストアルバム
2011/03/02(水)発売
シングル
「ユー・レイズ・ミー・アップ
 ~祈りヴァージョンfeat.薬師丸ひろ子」

2012/10/17(水)配信開始
「僕の宝物」
2011/03/02(水)発売
ラジオ
「ハート・デリバリー」
毎週(日)08:30~ ニッポン放送
テレビ(地上派・関東地方)
「第65回NHK紅白歌合戦」公式
2014/12/31(水)19:15~ NHK総合
「食彩の王国」(ナレーション)
毎週(土)09:30~ テレビ朝日
2010/03/17(水)DVD発売
映画
「ALWAYS 三丁目の夕日'64」
2012/01/21(土)公開
2012/07/20(金)BD&DVD発売

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