8月6日 TBS 22:00~ 「うぬぼれ刑事」第5話
す、すごいですね……。ビックリ。
ああいうのもできるのかひろ子……。
公式のインタビューで、「木更津~」の美礼先生に通じるものがある的なことを言っていたので、ああいうとぼけた感じなのかな?と予想していたら、確かにすっとぼけた間抜けさもあったけど、それどころじゃない、怖いよーと思えるほどに奇異な人物像。今まで演じた中で最凶(強じゃないよ)?
後半ほぼひろ子の独演会?(笑)みたいになってて、それ自体、本来のうぬぼれ刑事のノリを期待していた人にはどうだったのかとか、うぬぼれが一目惚れしたことに説得力あるように見えたかどうか(蛾が集まるって…笑)とかそりゃ心配な部分もありますが、でももうそれよりも、ひろ子の底力に脱帽。あの独演会をあんなに緩急つけて演じ切るなんて思いもよらなかった。あんな長セリフ初めてだったのかなあ?公式によれば、あのシーンのシナリオ、17Pもあったとか。そういや、セリフを忘れる恐怖はない(けど、歌詞を忘れる恐怖はある)んだっけ。あの長丁場をひろ子にやらせてくれたクドカンに心の底から感謝です。
森下愛子さん扮する筆談ママとの注文のくだりも、メチャクチャ笑った。
森下さんが上手いのはわかってますけど、ひろ子があんな絶妙な間の取り方をするとは思わなくて、ビックリ。いきなり怒リ出すんだもん(笑)。あの壊れた感じ、優しいお母さん役とは無論全然違うし、可愛い奥さん役とも違うし、飄々とした先生役とも違うし、人のために奔走した歌手の役とも勿論違う。
正直、ひろ子は若い頃に比べて格段に上手くなったのは疑いようのない事実だけど、それでもあまり器用な役者さんではないと思ってきたのに、ちょっとその考えを改めねばならないのかも…。と、去年の今頃もそんなことを思ったような気がするけど、そこより更にもっと大きな枠に行っているのか…という感じ。それともやはりクドカンのおかげか…。
惜しむらくは、今回はうぬぼれがほぼ傍観者と化してしまっていた部分だけど、割とワンパターンを嫌う傾向があるように感じるクドカン脚本、それはそれだけ多くのアイディアが浮ぶということの証左でもあるのかもしれず、今回は特に今までのパターンを完全に逆手にとっていたのが流石という他なく、感心しきり。そりゃドラマ放送されてるんだもん、プロポーズで、キタキタ!って喜ぶ人がいても不思議じゃないよな(笑)。
そういや、私がロケ情報を見て期待していた衣装は喪服でした(ロケ場所が斎場だったので。和服が最高なんだけど)。ズバリ!でもやっぱ丸首は似合わないかなあ…と思ったけど、自首してきたシーンの黒ワンピはすごく良かった!ああいう形、似合うと思うので、もっと着てください。あとハイウエスト&ロングなものを。体型もカバーされるし、ドレッシー且つ華美でないものってすごく似合うと思うなあ。あ、髪型も良かった。レイクサイド~の頃の髪型に似てたかな。後頭部から下の髪のボリュームをもうちょっと落とせば、まさにそんな感じですね。やっぱ私、あんな感じのが好きなんだわ。
期待していた三男(調子こいてるいけすかないヤツ扱いって…かわいそすぎる。笑)と一緒のシーンが全然なかったことだけは、非常に残念…個人的に(笑)。
あと一番ビックリしたのが、ひろ子の旦那役があの人だったこと。
ええええええ!!
って大きな声出しちゃったよテレビの前で(笑)。