ボン太郎キターーーーーーー!
やっと出てきてくれたー。待ってたよ!てか、イメージ通りのキャラで嬉しすぎる(笑)!
そうか、なるほどねえ、石坂浩二かー。まさか石坂浩二とは思わなんだ。言われてみりゃちょっと似てるかな雰囲気がぶちょおと…って、するとぶちょおは母親似ではなかったのか?と思ったら、母親似だとボン太郎が言ってましたねえ。なるほどー。まさかぶちょおの中にボン太郎への確執があったとは思わなかったけど、そうなると、第7話の感想で書いた”ボン太郎的人間の扱い術も意識的か無意識的にか心得ており、更には実はボン太郎的人間をつい好いてしまう可能性が充分にあった人間であり”とぶちょおのことについて書いたのは少し違ったかな。無意識に扱い方を心得る間もないほど、家に居ついてなかったみたいだもんなあ…。むしろ”ボン太郎的=ホタル的人格が血筋として存在し得る人物であり、つまりは遺伝子レベルでボン太郎的=ホタル的人格と迎合し得る人物だった”とすべきだったか。つか、原点に戻るって感じ?もしかして(笑)。ホタルとぶちょおの組み合わせは、ぶちょおのお父さんとお母さんの組み合わせと相似の関係、それすなわちぶちょおの潜在意識レベルでの原点回帰、もしくは先祖返り、みたいな。
ボンちゃんとホタルがメチャクチャ気が合いそうなことは、あの賃貸契約書(を再現してたシーン、すっごく良かったー!めっちゃイメージ通り!笑)からして明らかだったけど、ボン太郎初登場シーンで、いきなりゴロゴロ転がってたのにビックリ&爆笑。ティッシュたくさんもらってきていたるところに置こうとするのも干物の面倒くさがり性分と似たようなもんだし、ホタルと二人で仲良く並んで新聞紙で眠ってる姿に至っては、腹抱えて笑ったわ。似すぎです、あなた達…(笑)。
つーことは、もしくはこういう言い方もできる。今まで父親を避けてきた分、干物と暮らすことでぶちょおは昔の敵をとられているのだ、と(笑)。
今回は冒頭のチュー攻撃や回覧板のくだりも良かったっすねえ。一人で百面相しているホタルも笑えたし、そんなホタルを”この女、チューのことしか考えてないな”ってわかりすぎてるぶちょおもさすがです。そこで呆れて、全然甘いモードにならないのがすごいよな(笑)。回覧板持ってく二人の姿をあの男性部下(なんで待ち受け画面がぶちょおなんだ…笑)に目撃されるのはいいとして、よく後姿であれがアホ宮だとわかったなあとそっちにビックリ(笑)。ジャージだったのに…。あれは、ぶちょおと小汚い変な女が手をつないで…!と誤解して騒ぐべきところではないのか(笑)。
それに加えてボン太郎登場で、ぶちょおの家族関係が語られて、そうなのそうなの、こういうのが見たかったんだよ!とつくづく思ったなー。こういうので続編全編攻めてくれても良かったかな、と。三角関係っぽい?のはナシでね。そもそもホタルとぶちょおの二人が強固すぎて、三角関係には成りきれないのだから。
初回プロポーズはそのままとして→2~3話で婚約指輪あれこれ…その中で干物男と意気投合、ほんのちょっぴりだけフラついて(笑)→3~4話あたりでホタルからのプロポーズ(以降フラつきナシ)+前回のキスにたどりつき→5話以降は両家顔合わせ、結納あれこれ…ボンちゃん帰国、しばらく滞在(2~3話使って)でぶちょおとの確執解決→8~9話あたりからぶちょおの転職話+ホタルの仕事話で、さあホタルの人生本当にどうする?→最終回、ぐらいで良かったような…。あるいは、初回は3年放置されてぶちょおスネたまま(笑)で、プロポーズは2~3話目にズレこんでもいいけど。
やっぱり見たいのは、ぶちょおとホタルが結婚に向けて、更にどう関係が親密になっていくかと、その過程における二人のバカップルぶりであって、その辺のコンセプトは今でもまったく同じだとは思うけど、ただその過程を経る中で、外部からの刺激はそんなには必要なかったんじゃないかなーという気が…どうしてもしてしまうかな。山田姐さんカップルからの刺激だけで充分だったかも(笑)。
前回の小夏への不躾な手紙についてのフォローがあったのも、ものすごく良かった。ホッとした。ぶちょおのことを頼みますなんて、二人の問題に勝手に小夏を巻き込んだことへの悔恨が、もし今回なかったらどうしようって、実はそこが一番気にかかってた。そこまでホタルが無神経なことになってたら、ホタルのことを嫌いになれた自信が充分あったので、今回ちゃんと小夏に謝るシーンがあってホッと胸を撫でおろし。それに対する小夏の受け答えもすごく良かったし。やっぱ大人だね~。今度同じようなことがあったら、その時は本気で奪っちゃうわよ、なんてベタといえばベタなセリフだけど、小夏の気持ちもちょっとだけ出ていて、それでいて大人な対応になっていてイイシーンだったな。
一方、大人などころか、どんどん大人になりきれていないのかもしかして?(干物男だから?)みたいな部分が出てきてるような瀬乃。
まあ前回ホタルが”キスされたら好きになっちゃうかもしれない!”なんて悪意はない、でも思わせぶりなことこの上ないセリフを言っていたんだからしょうがないんだけど、でもあんたもハッキリ好きって言ったわけでもない(その後に、すぐ忘れて!って取り消してるからね…)微妙に思わせぶりな態度で接し続けていたくせに、”俺の気持ちなんてどーでもいいんだろ、めんどくさいんだろ”的なことを言われたって…困ります。ヒジョーーーに困ります(笑)。てか、そりゃめんどくさいだろ実際。こっちにゃ婚約者がいますって言ってんのにさー。わかりきってるのに、勝手に好きになっておいて、なんたる言い草…と目がテン(笑)。いやまあそれは本当に前回のホタルの思わせぶりな態度も起因しているだろうから仕方のないことだし、上手くいかない恋じゃイライラしても仕方ないんだけど、その言い分に、ぶちょおを絡めてくるのが気に入らないんですよね…。ちょこちょこぶちょおを絡めてくるけどさ、それ、ただの論理のすり替えじゃないの?みたいな。無意識に(いや意識的に?)ホタルの一番弱いとこ突いて動揺させてるだけじゃん的なとこが、なんかちょっとアンフェアな感じ。それがイライラの表れではあるのかもしれないけど、ホタルが言ったように、あんたにぶちょおとホタルの何がわかんの?って、たぶんテレビの前で視聴者総突込みだったんじゃないかと…(笑)。まあなんか損な役回りのシーンだったかな瀬乃は…という感じ。小夏がいい感じだったから、ちょっと可哀相だったかも。
あ、でも仕事を放り出したことについてキレられるのはしょうがないかな。
ホタルにしては珍しく仕事よりプライベート(=ぶちょお)を優先した瞬間だった(婚約指輪の時のこととか考えるとねえ…)けど、緊急事態で仕事放棄はやむをえないにしても、むしろ瀬乃に対してよりも、手伝いに来てくれた面々に対して、ちゃんと事情を説明すべきだったような。自分で言い出した仕事だからね。周りはあくまで好意で手伝ってくれてるわけで、それに対してきちんと説明すべき責任があったような気が。
その辺のことと、自分の恋路をゴッチャにして責めるから、わけわかんない論理(訂正。論理じゃ変だよな…)変な印象になっちゃうんだよな、瀬乃。
それはそうと、石坂浩二はやはり上手い。
昔、夏休みの昼間に「ありがとう」シリーズを一挙再放送していたことがあって、それを面白くてずっと見ていた記憶があるんだけど(すると私はどこへも出かけなかったと…?)、あれもやっぱラブコメだったんですよね。石坂浩二とチーターの。可愛くてどっか間抜けな。あのサラッとした、でも、安すぎない(ここ大事)コメディの質感は、作中の石坂浩二の演技の質感にも共通していて、さらにはこの「ホタル~」の質感にも共通しているかも…と思うと、なるほど、ボン太郎役に石坂浩二をキャスティングしたセンスはお見事!としか言いようがないかもしれない。そうなの、どっちもサラッとしてるんだよな。妙に爽やかさがあるというか。ジトジトしてないの。そういうのが、私も昔から好きだったんかな~って初めて気づいたかも。
そして何より、コメディなセリフも、そしてちょっとしみじみするようなイイセリフも、ちゃんと全部キャラそのもので言っていたのがスゴイと思いましたです。脚本に書いてあるからそう言ったとか、展開のためにそう言ってる、みたいな感じが全然なくて、そのキャラクターの口から直で生まれてるセリフ、という風に全部見えるのがすげーなーと感心しちゃったです。そういうのがいわゆる”自然な演技”ってヤツだよなあと。いつかひろ子にもそのレベルに達して欲しいとかも思ったり。そのレベルに到達するにはあとほんの1~2mm足りないかな。今はまだ少し、ちょっと力んでるというか少しぎこちないかなという部分が、ほんの時々ではあるにせよ、まだちょっとあるからね。でも「ハナミズキ」を見ると、なんかほぼその域に達しつつある…?という感じもしますが。って、アラひろ子の話になっちゃった(笑)。
それはさておき、できれば石坂浩二の出番がもっとあったら良かったなーと思ったです。もし更なる続編があったならば、是非、ボン太郎一時同居編が見てみたいわ。その時は当然ぶちょおとホタルは既に夫婦でね。
えーと、話を戻すとして、両家の顔合わせだのなんだのって話をぶちょおは自分からしてるんだから、その時にお母さんが亡くなってることとか事前にホタルに話してないもんか?とそこにちょっと疑問は残る。
転職の話もさー、一人で考えて一人で決める、ぶちょおはそういう人だからってホタルが納得してるのはいいんだけどさ、それにしたって、相手にプロポーズしてんだから、そしてついてきて欲しいと思ってるんだから、もうちょっと事前に話してあげて欲しいよ。決めてから、それも日程に余裕がなくなってから慌てて報告されたって困るっしょフツー。
何話だったか、”結婚って相手の人生を変えちゃうことなんだな、怖いな”みたいなことを二ツ木さんと一緒に話していたではないか。それがわかってるなら、なぜもう少し前もって相談してあげなかったのか。でないと、何、転職って展開、もしかして後で急に思いついたの?疑惑が出てくるじゃんか(笑)。
しかも、なんでたかだか3ヶ月で、一緒についてくついてかないの話になんのかしら…という疑問も。チューなしで3年間も待ち続けたぶちょおに比べれば、チューありで3ヶ月なんてあっという間だろ~(笑)。縁側でゴロンゴロンしてる間にすぐに3ヶ月経つと思うわあ。
って、それはたぶん前回のホタルの「もうどこにも行かないで!」からくる気持ちや、3年間ひとりぼっちでいた寂しさゆえの離れたくないという切実なる思い(何しろひとりぼっちが嫌いな人だもんね。書かなかったけど前回の、自分で家出てったくせに、指輪が見つかるまで時間かかりそうって言われたら、そんなに俺をひとりぼっちにさせる気か?とかみつくぶちょお好きすぎる。笑。ったく、ワガママなんだから~)の表れなのかもしれないけど、それにしたってずいぶん大袈裟な…と思うのは私が間違っているのか?お前は80年代後半のりぼんのマンガか!と心の中で突っ込んでしまったわ。たかだがちょっと留学するぐらいで、この世の終わりかというぐらいに泣き喚くヒロイン達…のイメージ(笑)。まあさすがにそこまでの大袈裟はないだろうけど、ついてきて欲しいなら欲しいで、やっぱりもうちょっと早くそれっぽい話をしておいてやるべきだったと思う(何しろずっと一緒に住んでんだからね)なー。まあ仮に行かないと決断したところで、何ら問題ないとも思うので、なんでこれが最後の課題っぽくなるんだーとちょっと違和感はあるかな。独立して会社を興すので、これから先は収入が不安定になる…とかいう問題ならまだしも。
てか、予告を見ると、どうもホタルはついていかなさそうな感じがするけど…どうなのかな。今回のラストも微妙な言い回しだったし…。しかしそうなると、また最終回のラストで時間経過があって、3ヶ月後…でハッピーエンドになるのか?と思うと、1の2番煎じになりそうな気もするし…。うーんどうだろう。何にせよ、前回のキスシーンのように、何はともあれ、あー良かったねええええええと問答無用(笑)に思える終わりであって欲しい。
「ぶちょおと私の愛は永遠じゃないの?」
「永遠だよ(はあと)」
「ワーオ(はあと)!」
って……。
なんだよ、何がワーオ!だよ、ワーオ!じゃねえよ!……ったく、バカな二人だな(笑)。好きすぎて困ってしまうだろ!(笑)
ところで、次回予告、なんでパンツのぞくの?