Sweat & Tears

約3週間前、7月最後の土曜日は、さいたまスーパーアリーナでのアルフィー3年ぶりの夏イベ（…割とあっさり復活した。笑。でもまあ今回は野外でなく室内だったから花火はなかったけれども）でした。
当然のように喜び勇んで参加したけど、なんとライブ史上最大の歓喜（私比）が……！！！

つつつつつ遂に「落日の風」を聴いたーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！
おまけに「さすらい酒」までも！！！！！
……もう思い残すことはない。パタッ……。

…なんつって、3年前に「落日の風」が聴きたい！と書いたら、夏イベではなくその後の秋ツアーでやっていたらしきこと、更にはどこかの会場（武道館？）では「さすらい酒」までやった？みたいなことを風の便りで聞いて、あまりにショックすぎて3日間ぐらい再起不能に陥ったんだけど（笑）、遂に念願が叶ったーーーーー！！！！！
歌詞からして、そうか冬の歌なんだっけ…じゃあ夏イベじゃ無理か…いや、夏イベでも「ペイヴメント」はやるんだから、「落日の風」もやっておかしくはない（「冬将軍」もな）！いやでもやっぱ99％は無理だろうな…などと心を振り子のように揺らしつつ、それでもどこかポジティブシンキング、今回はリクエスト大会なんだから、ないとは言えまい…！と一縷の望みをかけて参加したらば、イントロが聞こえてきて、え…もしかして、これは……！！！と私のテンション一気にMAX！！感涙！！とはまさにこれを言うのだろうと、マジで感激で涙が出てきた。
長らく生で聞くことを夢に見続けてきて（自分がコンサート行くようになった頃にはもうあまりやらなくなっていたから）、それが3年前の秋ツアーの話を聞いた時にゃ、私はもう一生「落日の風」を生で聴けることはないんだーどうせそれが私の運命なんだーー（号泣）とまで思ったので、本当に本当に嬉しかった。
サビと最後の「いつかーーー」の部分のさくちゃんの歌声が、なんというの脳内麻薬を湧き出させるというか、ああ、この声だー！と歌声にすっかり酔える。曲も歌詞もコーラスも全部が好きだーーー！
しかもその後続けて「挽歌」！！
「挽歌」素晴らしいよ「挽歌」。これも大好き！さくちゃんと幸ちゃんが交互に歌うとこでまたもや脳内麻薬噴出。おまけにMCはさんで今度は「さすらい酒」！！私、狂喜乱舞！！頭クラクラした嬉しすぎて！
いやー「挽歌」と「さすらい酒」はそれでも一応、何回かは聞いたことあったけど、こう自分の好きな曲を立て続けにやってくれると、もうそれだけで夏イベ参加して本当に良かったと、心の底からそう思える。

そして、なんといっても「星ディス」のサインライトの青い海原！！
3年前の夏イベの時は、自分比でかなり良い席だったんだけど、今回は通常に戻り、ステージより天井のほうが近いんじゃないかという席（笑）で、ふっ…私の席運など所詮この程度…つー感じだったけど、おかげでサインライトの全体像が見られて、逆にラッキーだったかも！？
サインライトはずっと使用禁止だったと思うので、一度も使ったことがなく、タカミ～も言っていたように、他の芸能人のコンサート等で見ると、サインライト（ペンライト）も綺麗だよな～一度ぐらい使ってみたいな～などと思っていたので、まあ本当に使ったら綺麗で感動した。
二度ほどアルフィーさんからの指示で使ってそれも勿論綺麗で壮観だったけれど、何より、そうよこの曲で使わずどこで使う！！とばかりに、曲が始まった途端、自然発生的に皆がライトを点けた「星空のディスタンス」が特に感激！
いや～あれめっちゃ綺麗だった！！特に途中でライトを持ちながら皆が手拍子するとこで、ライトがゆらゆら揺れるのがすごい幻想的だった。まさに青い海原。あれ見て、ああこの席で良かった！と感動。
何より自然発生というのがね、やっぱ感動だよな～。そして、更には冒頭の3人のアカペラ！！
時々3人は、マイクを通さず、本当の意味での「生声」を聞かせてくれるけど、あれ本当に感動する。
ちゃんと後ろの席まで聞こえるの。伝わるの。一度武道館の最上部の限りなく最後列（XとかYとかその辺）で聞いて、きちんとそこまで声が届くことに感動したもんだけど、勿論今回も、後方席の自分のとこまで悠々と届いて、そうやって本当の生声を聞かせようとしてくれる気持ち、そしてきちんと後ろの席まで聞こえるのが、本当にスペシャルな感じで最高に嬉しい。

そういえば「落日の風」→「挽歌」の流れのとこで、いざとなったら3人でギターだけで演奏できるってのも、3人の強みだなーって思ったけど、更にはいざという時はマイク無しでもイケる…！？なーんてな（笑）。
そうそう、開演前の会場内で、最初はアルフィーコールとしての拍手だったのに、なかなか開演しないもんだから、そのうち自然と、会場内に流れるBGM（無論アルフィー曲）に合わせた手拍子になってて、昔フィルムコンサートやったことあったような気がするけど、もしかして本人達いなくても更にはフィルムすらなくても、曲だけで盛り上がれるんじゃないの私達…と思って笑ってしまった（笑）。1曲終わって隣の席の人が「いやーイイ曲でしたねえ」つってたのもそんな感じで面白かった（笑）。いやほんとねえ、曲聞いてると、自然にそれに合わせた手拍子になっちゃうよね、習性的に。

リクエスト上位10曲中9曲はやった、残り1曲はどうしてもセットリストに入らなかったって言ってたけど、何の曲だったんだろーなー。私としてはマスカレードをやらなかったのがすごく意外だったんだけど、入らなかった1曲がマスカレードだったのか？それともペイヴメントかなー。
つーか、リクエスト、3曲しか選べないってほんと辛かったわ！せめて10曲、できれば3人ボーカルそれぞれで10曲ずつ選ばせて欲しかった…。いや、それでも選べないかもしれないけど、3曲はさすがにキビシイ～。夏イベだから夏イベらしい曲といっても、やっぱりレア曲も聞きたいわけで、そんな中「SUNSET-SUNRISE KISS」を聞けたのは、まさに驚愕。まさかあれが聞けるとは…25年ぶり2度目の演奏！？　自分はSUNSET-SUNRISEに参加していない（だって18歳未満は参加禁止だったから！！）ので、DVDでしか見たことなくて、そらもう初体験だったわけですが。SUNSET-SUNRISE参加してた人には尚更感激もひとしおだったんだろうな～～いいな～参加したかったよ……って、LANDING BAHNやらなかったのも意外だったな。SUNSET-SUNRISEかぶりになるからかな～。白夜とか。

自分は'86年のTOKYO BAY-AREAが初夏イベであり初アルコンで、だけどそもそもどうしてBAY-AREAに行ったのか、その理由を何十年ぶりかに思い出した。
チケットの売り切れがなかったから。来たい人が皆来れるようにって。ただその一点だった。
それまでコンサートに行ってみたいと思っても、チケットは入手困難という話だったし、何しろどうやってチケット買うのかもよくわからなかったしで諦めていた自分でも、チケットの売切れがないなら、それならじゃあ行けるかも…？って同じクラスの友達と一緒にチケットをとったんだった。チケット発売方法は新聞発表だったっけかな。そしたらまあ、見事なぐらいに後方ブロックだったんだけど（笑）、野外での過ごし方もまったく知らず（だから飲み物一つ持って行かなかったような…今考えると無謀。めっちゃ暑い日ではなかったのが幸いだった）、コンサートのノリもまったくわからず、知らない曲も沢山あったけど、あの時受けた、コンサートってこういうもんなんだ！という衝撃だけは今でも決して忘れてはいない。それなのに、肝心なことを忘れていた。
「来たいヤツは皆来い！」
この気持ち。夏イベを何回も積み重ねていくうちに、まるでそれが当たり前であるかのように享受していつしかあまり特別なことと考えなくなってしまった（自分が）その気持ちを、3人がずっと持っていること、そういう3人が好きだったこと。それを十数年ぶりに思い出した。
ファンのために。今回3年ぶりに夏イベを復活させてくれた気持ちも、それとまったく同じことなのだと思うから。
ファンになったきっかけはさくちゃんの歌声だったとしても、どうしてあんなに夢中になったのか、3人の何が好きだったのか、思い出せたような気がします。

てっきり還暦の年に復活だと思っていたのに、そういう大方の予想を裏切るのもアルフィーさんらしいといえばらしい。
確かに屋内ライブは快適で（後方席でも傾斜あるし！笑）、ファンもメンバーも確実に年を取るという事実からすれば屋内大歓迎と思いつつ、暮れ行く景色と花火の美しさも捨て難くて、還暦＋40周年で野外復活の夢はまだ見ているけれど、ただ屋内であろうと野外であろうと3人の心意気は変わらないだろうし、通常ツアーとは違う、特別な一夜があるっていいなと、改めてそう思えたライブでした。（そうそう花火はなかったけど、「GATE OF HEAVEN」の時の照明が花火っぽくて綺麗だったなー）
3年前は、夏イベ終わっちゃう寂しさで感傷的な気持ちが大半を占めていて。でも今回は復活ということで、なんかこう気持ち的に明るいつーか、いつもなら夏イベ終わって私の今年の夏も終わり、と思うとこなのに、今回は珍しく7月開催というのもあって、終わりというよりは夏の始まり、という感じでした。
始まり。そう、私の気持ちも再び始まった、といえましょう。
もうライブ終盤には疲労困憊で、帰った途端から翌々日ぐらいまで、全身疲労であちこち痛くて（笑）3年前と比べてもマジ年くったと、ほんと体力的には年々辛くなっているわーとしみじみ感じたところだけれども、それだからこそ余計に鍛えなくっちゃーライブに行ってーー。などと家族に弁明しながら、秋ツアーでファン本格復帰を心密かに誓うのであった。
唯一の心残りといえば、「恋人になりたい」の幸ちゃんコールで、ワンテンポ、いや1/3テンポぐらい出遅れてしまったことだろうか。
そういうリベンジの意味も含めて、さて、おらが町のアルフィーさんを見に行くべきか、それとも着流し王将ベースの「さくらい酒」（笑）目当てで武道館を狙うべきか、それが問題だ。


ああっそうだ心残りといえば、BEAT BOYSのDVD予約販売してたの知らなかった！！！ なんだよもっと広く世間に知らせてくれよ～～～。締め切りすぎてから知った（夏イベ復活の報を聞いてから知ったから…）もんだから、当然手に入れられなかったわけで……ななななななんで完全受注生産なんだーーー。せめてうっかり夏イベで売ってくれたりしないだろうかと希望的観測を抱きもしたけど、勿論そんなことはなく。あああ再販してくんないかなあああああ。'90年武道館のも欲しかったし！！
最近めっきり物欲が減ってる（だから三丁目DVDも買っていないの、実は）けど、この2つばっかりは別だ。ずっとDVD化して欲しいと望んでいたのに……せっかくそうなったというのに、気づかないだなんて……痛恨の極み。ブルーレイ化を待つしかないのかーーーかーーかー…（エコー）。
'89年BEAT BOYSツアーにおける「Stardust Memory」と、'90年武道館の「鋼鉄の巨人」は、後世に残しておくべき映像だと思います。はい。
あっ、あと'93年のアコースティックライブも！あれはWOWOWが映像持ってるんだっけ。「追想」と「メモアール」の素晴らしさよ。なんでDVD出してくんないのかなーーーなーーなー…（エコー）。