8月21日(水)・22日(木) 日テレ 15:55~ 「車イスで僕は空を飛ぶ」再放送
やっぱり結構カットされてたのかな。
本放送ではラスト、主人公が自立して1人で生活している風景があったような…。今回は小さな女の子連れのお母さんを救ったところで終わっていましたが。
完全版を見たければDVDを買えってとこでしょうか。
んー…あの崖上の演出だけはどうも馴染めない。
大名行列じゃないんだからさあ……。「1リットルの涙」の最終回での行列演出もそうでしたけど、言いたい事はわかるけど、いささか過剰な演出ではないか。
主人公に訴えかけるだけなら、老夫婦と、あとあの若いカップルぐらいがいればいいわけで、なんであんな大人数にする必要があったのか。しかも背後でコントみたいな会話してるし……。…何、視聴者に笑えって言ってんの?とか思っちゃったり…。だって全然合ってないんだもの。ドラマ全体のテイストと合ってない。あそこだけ唐突。コントじゃないんだからさ…。
あの演出さえなければ、全体的にはかなり良い作品だったと思うのですが、「あまちゃん」のユイ母失踪エピもそうだけど、ああいう大変な局面ですべてを放棄していなくなれる母親というのはどうなんだろうなあ…。まあこちらのお母さんは明確な理由(入院費がない)があっての失踪だから、動機としてはわかるし、そういう意味ではリアルなのかもしれないし、こっちは息子も成人したいい大人で自業自得な理由(あくまでドラマ上での理由として)でああなってるんだからというのはあるけれども。
ただあのお母さんは、心底ダメダメなお母さんかというと、そうでもないっつーか、一応息子への愛情はきちんとあるっぽいお母さんで。冒頭、主人公にお金を無心する電話をかけていたのも、もしかしたら本当にそれだけの理由だったかもしれないけど、ケンカして追い出した息子の声を聞くために様子を探るために口実としてかけたのかなという感じもあって。入院中も自分をダメ母と自覚しながらも、息子のことをきちんと考えていたし。愛情はしっかりあるお母さんだったかなと。
だけど結果的にああなって、母が息子を救うのではなく、ハンデを負った息子のほうが母親に手を差し伸べるという光景が、ああいう系のドラマの中ではちょっと異色だったと思うし、今までひろ子がやってきた母親役の中でも異色で新鮮でした。
その母子対決のクライマックスシーン。ひろ子の演技は、んーやっぱちょっと力みあるかな…?という感じで、あのシーンでは息子役の二宮さんのほうに軍配が上がるかな。
最初の入水しようとするシーンも、あれ?ちょっと力んでる…?とか思ったんだけど、でも水に入ってく時の表情?目?みたいなのは、本放送で見た時にゾクゾクっとした記憶が。
つか、やっぱひろ子にダメお母さんな役をやらせるのは勿体無い(笑)というか、メッチャハマるというわけには……やはりまいりませんよねえ……。だって、可愛いから。
…とバカファンな見解を述べたところで(笑)、でも髪型やああいうラフでカジュアル(しかし品はなくさない)系な衣装がやっぱ好き~(ドレッシーも好き)と〆ておこう。日テレドラマとは、衣装の好みが合う気がするわ~。
返す返すもあの崖演出だけが残念。