9月18日(水)・第147話
勝手に、チャリティ・コンサートin東北を決めてしまった鈴鹿さん。
なるほど……そうか、太巻や春子にとってはあの日が影武者問題の終わりの日だったかもしれないけど、むしろ鈴鹿さんにとっては、あれが始まりの日だったんだあ…闘いの。初めて偽りのない真実として自分の音痴…じゃなかった、移ろいやすい音程(笑。ひろ子がラジオでこの言葉を使っていたのは、この時の台本からきていたのですね)の問題をつきつけられたのだから。
そっかあ、それで人知れず努力をなあ…去年の夏からということは2011年夏ということですね。アキが北三陸に帰った後かな。影武者和解エピソードで、どうも春子一人だけが被害者扱いされて終わってたのが納得行かなかったんだけど、まさか鈴鹿さんのそんな心理まで用意されていたとは……。全然予想だにしていなかった。てっきり影武者問題はあれで終わりかと。それをなんであの結婚報告のシーンで蒸し返したんだろうと謎に思ったら…なるほどなあすごいわあ。そうだよね、鈴鹿さんだって被害者だもんね。傷ついたよね。
例のチャリティーソングの話は断っちゃってたんですね……賢明だ(笑)。でもそれで傷ついたと言われて、春子が謝った!「どうもすいません」って。あら意外に素直に謝る事もあるのね春子…なんて驚きつつ、最後に男気?見せて、鈴鹿さんの歌唱指導を引き受ける姿にもちょっと感心したわ~。
でも、プロが直せなかった音痴を、果たして素人の春子が治せるもの?……うーん微妙だ…(笑)。
つーか、そんなことより!!
何故、無音!?何故にひろ子の歌声は無音なの!無音処理なの!!何それ~~…せっかく、う、歌う!?とかドキっとしたのに……。どういうこと?ひろ子、音痴(訂正)音程外して歌えなかったってこと?それともかなりビミョーな感じになっちゃった?いったいなんでなのーーー。
「To-y」(←歌う場面で一切歌詞が出てこなかったマンガ。キャラが歌っている絵のみ。あ、一度だけヒデローが記者会見でブチ切れたのを誤魔化すかめに歌った時は歌詞あったか。サイテー花の子散ったーんー♪笑)みたいって思ったけど、いや~~私、こんなにひろ子の声が聞けないことがストレスに感じるとは、このドラマ見るまでまったく気づかなかった自分で。モヤモヤするわ、ストレスたまって!下手でもなんでもいいからひろ子の声を聞かせてくれーーー!と心の叫び。
…って、その時の他の三人の演出はすごく良かったけど。20数年前のショットと並べてさ。で、その中で一人ドヤ顔で歌う鈴鹿さん(笑)。「どうかしら!?」って笑顔満面な鈴鹿さんと、すごいものを聞いてしまったらしい三人の対比がメチャ笑った(笑)。そういう意味では、やっぱり無音演出が見事に効果的だったと思うんだけど……スートーレースーがたまるうううううううう。
その後、三人の反応を感じとって「…ダメか…」とみるみるうちにしょぼくれてく鈴鹿さんに、「ダメじゃないよ、全然ダメじゃないよ!伝わるものはあったよね、ねっねっ」と慌ててフォローする太巻がステキ。ほんと太巻は鈴鹿さんには弱いよな(笑)。春子に「あなたは一所属タレント」と言われて、「一って…一人しかいないのにね?」「フフフフフッ」と笑い合うノーテンキな夫婦ぶりも良かったわ(笑)。幸せそうね~~。って考えたら、20数年来のわだかまりも晴れて消えて、やっと二人の仲を公にすることもできて、そりゃ幸せの絶頂だよな~~~。
チャリティーソングを勝手に断られて傷ついたってくだりで、「僕はね、提案したんだよ」と言い出した太巻の「最悪、春子さんが代わりに歌って…」ってところで、太巻をキッと睨む様も非常に可愛く。いいわ~~あのバカ夫婦(笑)。
春子に自分の気持ちを説明する時の口調も、「社長を責めているわけじゃないの」という言葉の通り、春子を責めるのではなく、ただ真摯にそして切実に自分の気持ちを訴える口調だったのが、素晴らしく良かった。
もうこの一連のシーンのひろ子、すべて細部に至るまで素晴らしいとしか言いようがないとベタ褒めしますが、最高に素晴らしいのは、やはり最後、春子に「(リサイタル)やりましょ!」と言われて、「フフフッ!」ってめっちゃ嬉しそうに喜ぶところよ!!
超絶可愛い。
フフフというより、キャッ(はあと)って感じでさ!口に両手当ててさ!50一歩手前で(笑)、あんな無邪気な喜び方する人他にいる!?…と私は萌え死にしそうになった。もうなんて愛らしいのかしらと、そりゃ太巻も陥落するって!公私混同するって!と、もうここだけ何べんもリピートしちゃったよ。何やってんだ私も…って感じで(笑)。「セーラー服と機関銃」で「一人で?」って小首かしげる星泉さん以来の可愛さよ!
うん、この可愛さあったから、無音のことはしばし忘れる事にしました。って、全然忘れてないケド(笑)。
鈴鹿さん、ちゃんとミサンガしてますね。
さて、時は早くも2012年2月。
アキは成人し、足立先生も無事市長選に当選。
アキとヒロスで何いちゃいちゃしてんだよ…と思ったけど(笑)、遂に出ましたね、ドラマテーマが。
なるほど、プロちゃんにはなりたくない、あまちゃんか…。
いいけどさ、でもほっといても人間は成長するという論理は、全然変わっていない(と北三陸編の頃から繰り返し言われている)アキには通用しないじゃんっつーか、ほっといても成長するのは二十歳ぐらいまでの話であって、あとは良くて足踏み、場合によっては退化なわけで、だから自分から成長しろって言われるわけで。どうなんでしょう、昔の子供は早く大人になりたいと願っていたものだけど、今や芸能人でも堂々といつまでも子供のままでいたいとか言っちゃうこの時代を反映してんのかなあ。まあいいけど。
「男はできたよ」という言葉遣いを二十歳の女性であるアキにさせるのは、会話の流れとはいえ、さすがにちょっと違和感が。
9月19日(木)・第148話
むむむむむ…あくまで、あくまでもひろ子の声を聞かせない気……。
冒頭に前回の回想シーン。そしてところどころに、今回の回想としての歌唱特訓シーン(ややこしい)が差し込まれて。やっぱりさっぱり声は聞こえませんねえ…。なんでだろ。これは最後の最後に歌声を聞かせてくれるというカタルシスを狙っているのか?それとも最後まで音痴のままなので、実際のひろ子の音声で音痴にさせるとひろ子の歌手業にダメージ(笑)を与えるからという配慮からきてるのか?
うーんうーん…私の予想としては、おそらく音痴が治ることはない……と思うのだけど、そこはそれコメディだし、奇跡的に治るという描写もアリなわけで、いったいどっちをとるのでしょう、NHKとクドカンは。見ものですな…それによって私の今後の両者への印象が決まる!なーんて(笑)、いや、マジで。
鈴鹿さん、春子の高圧的(笑)な特訓に、後ずさりしていく様子と、おいっちに!ってやる気マンマンでストレッチしてたシーンが可愛かった(笑)。
最後、勝手に(また勝手に~~)日程決めて、春子の社長の椅子に座る様子も、なんか風格あって良かったわ~。さすがリアル女社長(笑)?
ああそれにしたってひろ子の発声聞けないってストレスたまる…。
海女カフェ再建、結局は実際に動くのはアキ以外なんだなあというか、あれだけ海女カフェ再建を熱望していた割に、半年以上放ったらしだったのか?と思ったけど、そんなに甘いもんではないのか。再建費についても、2000万円なら鈴鹿さんのポケットマネーでなんとかならないのかしらと思いつつ、あとは募金募るとか?何にも戦略はなかったのか?海女クラブの皆さんとのシーンで、あら意外にユイちゃんのほうが統率力あったりして?なんてこともチラっと。いや、意外ってこともないか。アキをアイドル志望にまでひきずりこんだのはユイちゃんの先導だもんなー。
ガールズバーは後回しでいいと思います(笑)。
北鉄復興、海開き、すべては7月1日に向かって……ですかね。
いよいよ最終回が近づいているんだなーというのがしみじみ。